妊娠中期のママに贈る!トラブル別アロマ活用ガイド

妊娠中のアロマ
困っている妊婦さん
困っている妊婦さん

安定期から使えるアロマで、リラックスできる方法が知りたいな。

妊娠中の安定期に入ると、つわりが治まり、少しずつ日常生活に余裕が出てくる方も多いでしょう。

この記事では、妊婦さんが安心して利用できるアロマセラピーの方法や、おすすめの精油、安全に使用するための注意点について詳しくご紹介します。

上手にアロマセラピーを活用することで、心身のバランスを整え、快適なマタニティライフをサポートすることができます。

癒しの香りに包まれながら、妊娠中の心地よいひとときを楽しみましょう!

妊娠中期にアロマが役立つワケ

安定期に入ると、妊娠中期から使用できる精油をオイルにブレンドして、セルフマッサージができるようになります。

むくみ、こむら返りや静脈瘤の予防として、腰や背中の痛みの緩和、妊娠線の予防、安眠のため、消化促進、精神的なストレスの緩和など、妊娠中期の様々な症状をアロママッサージが一役買ってくれます。

できる範囲で、ほんの数分間、好きな香りを嗅ぎながら体をいたわってみましょう。

妊娠中期に禁忌の精油とは?

通経、子宮収縮、ホルモン作用のある精油は避けましょう。

妊娠6ヶ月以降から、軽い通経作用やホルモン作用のある精油を取り入れることもできます。この記事のレシピに出てくるサイプレス、ジュニパー、スイートマージョラム、ローマンカモミールがその精油にあたります。

マッサージオイルで使う時は、レシピ内の希釈濃度と量を守って使ってみてください。妊娠中期におすすめの精油を、0.5〜1%の低い希釈率でキャリアオイルに混ぜます。

カンキツ系の精油は太陽に当たるとシミができることがあるので、マッサージに使う場合は夕方以降にしましょう。

妊娠中期のアロマ利用で気をつけること

精油100%天然のもの、オーガニック認定のものをアロマセラピー専門店で購入しましょう!

精油の有効期限は開封から、カンキツ系で約6ヶ月、その他のものは2年です。

(期限を過ぎたら肌に塗布用として使わずに、お掃除用スプレーやディフューザーの香りづけとして活用できます。)

お肌が特に敏感になっている時は、マッサージ前のパッチテストを。

(パッチテストのやり方)
キャリアオイル5ml(ティースプーン1杯分)に対して精油1滴をまぜ、腕の内側か手首の内側の皮膚の薄い部分に塗り24〜48時間置いてアレルギー症状が出ないか確認します。

観察中はオイルを塗った部分は洗わないようにします。

(オイルマッサージの作り方)
妊娠中期から取り入れるマッサージは、キャリアオイルに対して0.5%〜1%の精油をブレンドします。

10mlのオイルなら1滴 2滴

15mlのオイルなら1.5滴 3滴

皮膚を刺激しないよう、低濃度に希釈して使いましょう。

妊娠中期のトラブル別アロママッサージ

妊娠中の脚マッサージ(こむらがえり、静脈瘤、むくみ予防やケアに)

静脈瘤予防に➖血液循環をよくする 

おすすめの精油) グレープフルーツ、サイプレス 痛みがある場合はラベンダーを足します

こむらがえりには➖筋肉をほぐす/血液循環をよくする 

おすすめの精油)ラベンダー

むくみには➖体内の余計な水分を排除する

おすすめの精油)サイプレス、ジュニパー、レモン

足浴や入浴と合わせると効果的!

妊娠中の腰痛や背中の痛みケア

おすすめの精油)ジュニパー、マージョラムスイートで血行促進し筋肉を緩めます

痛みがある場合は、鎮痛効果のある真正ラベンダーやローマンカモミールをブレンドすると痛みが和らぎますよ。

妊娠中の便秘予防と改善に

おすすめの精油)マンダリン

足浴や入浴を取り入れて血行を良くし、腸の動きを活性するためにお散歩したり、ヨガなどエクササイズも組み合わせると効果的です。

妊娠線予防に(皮膚のケアに)

おすすめの精油) ラベンダー、ネロリ、ローズウッド、フランキンセンス、ゼラニウム

キャリアオイル10mlに対して、精油を1滴(0.5%)か2滴(1%)を混ぜ、お腹全体をやさしく撫でるようにマッサージします。

妊娠中のアロマバスでストレス解消!

(緊張、不安、悲しみ、イライラといった心のこわばりの解放に◎!)

入浴は、こわばった筋肉を緩め、体全身を温めます。

精油を垂らしたアロマバスは、体の保湿、心地よい香りを嗅ぐことで心もほぐれ穏やかな気持ちで眠りにつけるのでおすすめです。

キャリアオイル5mlに対して3滴程度の精油を混ぜ、お風呂のお湯に溶かします。

お塩だけだと精油が混ざらないので、必ずキャリアオイルを入れましょう。

この量ではオイルで浴槽がすべるということはないと思われますが、妊娠中の入浴とシャワーは足元がすべらないよう十分気をつけてください。

沐浴は長くても15分程度にします。

おすすめの精油

カンキツ系 イランイラン クラリセージ ローズ ゼラニウム(ローズゼラニウム) ラベンダー ローマンカモミール

※妊娠中の入浴やシャワーは足元が滑らないよう十分に気をつけてください。

浴室の外にアロマランプを灯して、浴室のドアを少し開け、バスタブにアロマオイルを入れずに芳香浴だけを楽しむこともできますよ。

著者はスパ音楽を流したり、明かりを少し暗めにして自分の世界に浸って楽しみました。

エプソムソルトを取り入れる

筋肉のこわばりを緩め、溜まった疲れをとるのに効果的な天然のマグネシウムを、皮膚を通して体に取り入れることができます。血行促進、ストレス解消に、また肌の角質を取り去り、すべすべなお肌に導く効果も。

首がこる、肩がつらい、そのほか筋肉疲労が感じられる時は、マグネシウムを含む食物を意識して摂ってみるといいですよ。

記載されている推奨された量を守って使いましょう。

体調面で不安な場合は、医師や助産師に相談してみてください。

妊娠中にできるその他おすすめのリフレッシュ方法

深呼吸や瞑想

深呼吸をすることでリラックスできます。

鼻からゆっくりと息を吸い、口からゆっくりと息を吐くことを繰り返します。

静かな場所でおこなう瞑想も効果的です。

自分の呼吸に集中してみましょう。

ヨガ

妊娠中のヨガは、筋肉をリラックスさせ、ストレスを和らげるのに役立ちます。妊婦さん向けのヨガクラスに参加したり、妊婦さん向けのヨガ動画を参考にしてみてください。

軽いエクササイズ

散歩や軽いストレッチなどの適度な運動は、ストレス解消に。医師と相談して、自分にあったエクササイズを見つけてみましょう。

音楽を聴く

自分の好きな音楽を聴くことで、心が落ち着きリラックスできます。リラックス音楽や自然の音に耳をすませるのもいいですね。

気持ちが落ち込みがちの時は、大好きな歌を歌ってみる。
歌って声を出すことは情緒を安定させる効果があると言われています。

友人や家族との時間

心地よくいられるお友達や家族とのたわいもないおしゃべりや笑いは、感情を豊かにし安定させるとっておきの方法です。

妊娠中期のお客様から私がセラピストとして受けた質問

Q. 妊娠中期からマッサージできることはわかったけれど、毎日していいの?
A. 手に取った少量のオイルが浸透するまでを1セットとして一日に一度、毎日行って大丈夫です。
ほかのエクササイズや入浴なども組み合わせて過ごし行くうち、2〜3日マッサージを続けたら、マッサージが必要なくなるかもしれません。

アロマだけに頼らず、食事から適切な栄養を取り、お昼寝などで睡眠をおぎない体を動かして、気分転換しながら心と体をラクにしてあげることが大切ですね。

まとめ: 妊娠中期のママに贈る!安心してリラックスできるアロマ活用ガイド

妊娠中期からは、軽い通経作用のあるサイプレス、ジュニパー、スイートマージョラムといった精油を使ったマッサージオイルで、脚のむくみやだるさ、腰痛を和らげるマッサージができるようになります。

キャリアオイル10mlに対して、精油1滴〜2滴を混ぜオイルを痛みやだるさのある箇所に塗布します。
症状が治まるまで毎日塗って大丈夫ですが、血行促進して筋肉をラクにしてあげるよう、ウォーキングやストレッチなどの軽いエクササイズ、入浴を組み合わせてみてください。

芳香浴をしながら、キャリアオイルのみのマッサージも、乾燥しやすい妊婦さんのお肌に栄養を与え、なめらかにすることができます。

いかがでしたか?今回は妊娠中期のトラブル別アロマ対処法をご紹介しました。
赤ちゃんを育むあなたの体を十分にいたわり、毎日を快適に過ごしてくださいね!

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