
初めての妊娠で、こんなにつわりが辛いとは思ってなかった…少しでも気持ちをまぎらわすのにアロマを使ってみたいけど、妊娠初期から使ってもいいアロマってあるのかな?

妊娠初期には、芳香浴としてアロマを取り入れることができます。
その際の注意点をご紹介します。
妊娠初期は、赤ちゃんの存在を心と体で感じられる、とても幸せな時期ですね。
でも同時に、体の変化に伴ってつわりや不快感が現れ、戸惑うことも多いのではないでしょうか。
「妊娠中は色々と制限があるけれど、少しでも気持ちを楽にしてこの時期を乗り越えたい…」
そんなふうに感じていませんか?
妊娠初期の気分転換におすすめなのがアロマの芳香浴です。
ただし、妊娠中のアロマには注意点もあります。
このブログでは、妊娠初期にアロマを安全に取り入れる方法と、その際に気をつけるべきポイントを詳しくご紹介します。
正しく活用すれば、気分転換はもちろん、心を落ち着かせたり、安眠をサポートしたりと、嬉しい効果が期待できますよ。
はじめまして、イギリス在住のアロマセラピスト、ユミコです。
私はこの地で2人の息子を出産し、現在も子育て真っ最中。
妊娠・出産・産後のケアにアロマを活用し、自身のサロンでも妊婦さんへのアロマトリートメントを提供してきました。
このブログを読んだあとは、ぜひアロマの芳香浴を試して、リフレッシュしてみてくださいね!
妊娠中のつわりにアロマがおすすめの理由

妊娠初期はアロマ芳香浴
妊娠中のつわりは吐き気、胸のむかつき、嘔吐や食欲不振などの症状で、ホルモンバランスの変化によって起こるといわれる生理現象です。
一般的には妊娠16週ごろまでには落ちついてくると言われていますが、人によっては長く続くこともあります。
なかなかお薬にも頼れない毎日の不快症状を少しでも和らげ、ストレスを軽減してリフレッシュするのにアロマは穏やかにもパワフルにサポートしてくれます。
100%天然の精油の芳香成分には、胃腸のバランスをとり、吐きたい気持ちを和らげる、食欲を促進するといった効果や、精神的な苦痛を緩和し、気分をリフレッシュさせてくれる効果などがあるので、妊娠中にアロマを取り入れるのはとてもおすすめです。
妊娠中のアロマ芳香浴の効果とは?

妊娠初期には、体に精油をブレンドしたオイルを塗布する代わりに、香りを空間に漂わせたり、家の各スポットに、つわりの症状を軽減する効果のある精油を垂らしたティッシュなどを置いておく、というような形で芳香を楽しみます。
アロマセラピーとして、鼻から嗅いだ香りの成分は脳を刺激し、自律神経やホルモンバランス、免疫系に働きかけ体に作用してくれます。
芳香浴でカンキツ系の香りを嗅げば、妊娠中のストレスを和らげる、気分を明るくポジティブにする、質のよい睡眠を促す、吐き気を軽減するといった効果が期待できます。
注意:妊娠初期は香りに敏感になっているため、妊娠前には大好きだった香りがよい香りとは思えないかもしれません。その場合は、気持ちが落ち着くまで待ってみてくださいね。
妊娠中のつわりにおすすめのアロマ(精油)

甘酸っぱいカンキツ系は妊娠中の強い味方
甘みの中にやや苦味のあるベルガモット、レモン、グレープフルーツをはじめ、優しい甘さのあるオレンジ、マンダリンなどカンキツ系は胃のむかつき・不快感を和らげてくれるとともに、気分を明るくしてくれる効果があります。
キッチンやトイレ、玄関にペパーミント
気持ち悪さや嘔吐があるときに、吐きたい気分を抑え落ち着かせてくれるのがペパーミントです。
レモンとブレンドしてスプレーとして使うのもおすすめ。
精神的な疲れを癒してくれるフローラル&ウッディーな香り
ネロリ、真正ラベンダー、フランキンセンス、ローズウッド
鎮静効果の高いこれらの精油は、ゆっくりした時間を過ごしたいときに使うと、精神的な疲労を和らげ、安眠を促してくれます。
ジンジャーも吐き気を抑えてくれる効果がありますが、芳香浴で使う精油のジンジャーは好みが分かれるようです。
フレッシュな生姜をすりおろしてジンジャーティーにしたり、冷たい炭酸飲料に少し絞って入れて飲むなど、飲み物や食事で取り入れる方法もあります。
妊娠中にダメなアロマ(精油)
マッサージではNGでも芳香浴では使える精油もある
妊娠中にダメな精油は、
通経作用、女性ホルモンに似た働き、神経毒性、肝毒性、光毒性、皮膚刺激のある成分が含まれるものとされています。
皮膚から吸収された精油の芳香分子はとても小さく、胎盤(プラセンタ)を通過すると言われているので、
体に塗布するのは避ける精油が、妊娠中禁忌の精油となっています。
妊娠中はもちろん、アロマセラピーでやってはいけないこと/注意することについてはこちら
芳香浴でなら、そこまで神経質にならずに心地よいと感じる精油は嗅いでOKです。
ペパーミントは皮膚刺激があるため、妊娠中の肌への塗布は禁忌とされていますが、一瞬香りを嗅ぐことで、吐き気や不快感を和らげてくれる効果が期待できます。
芳香浴にも使わない精油
妊娠中から授乳期にかけて、芳香浴も含め避ける精油は?
アニス、バーチ、ブラックシード、キャロットシード、カッシア、シナモンバーク、サイプレスブルー、
ディルシード、フェンネルビター、フェンネルスイート、ホーリーフ、ヒソップ、ラベンダースパニッシュ、
ミルラ、マートル、オレガノ、パースリーリーフ、ペニーローヤル、セージ、タンジー、ウィンターグリーン、ワームウッド、ヤロウ
妊娠中の芳香浴では、馴染みのない精油は避け、”香りを嗅ぐ”・”空間に漂わせる”時間を決め、空気の入れ替えをしながら上手につきあいましょう。
精油の選び方・保管方法・注意点
- 精油はアロマ専門のお店でを100%天然のものを選びましょう。
- ブラウンやブルーなどの色がついた遮光のガラス瓶に入っている。
- 植物の学名(正式名称)、原産国、抽出部位、蒸留方法が明記されている·開封時からの使用期限が記載されているものもあります。
- カンキツ系は開封から半年、そのほかの精油は保管状態がよければ約2年をめどに使い切りましょう。
- 直射日光の当たらない冷暗所で保管します
【アロマの利用は注意するべき妊婦さんのケース】
多胎妊娠、早産歴、流産歴のある方。糖尿病や高血圧などの疾患がある方は、精油の使用は控えます。不安な場合は、医師や助産師に相談してみましょう。
妊娠中のつわりが辛い時に試したいアロマ芳香浴の方法

ティッシュやコットンに垂らしてリフレッシュ!
精油を2、3滴コットンに垂らし、ベッドのそばや身近に置いておくのがいちばん簡単な方法です。
トラベル用の小さなクリームケースに入れておくと、持ち歩けるのでおすすめ。
アロマスプレーで気分転換
50mlのスプレーボトルを用意。
無水エタノール10mlに、精油を20滴(濃度は2%です)を入れてよく振り混ぜ合わせます。
精製水(ミネラルウォーターでもOK)40mlを加えてシェイク。
キッチンや寝室にスプレーして香りを楽しめます。
香りを楽しむほか、ほとんどの精油には殺菌効果があるので、除菌にも役立ちます。
フローラルウォーターをそのままスプレーとして使う方法もあります♪
(フローラルウォーターはお顔にスプレーしてOKです)
ディフューザーで香りを拡散
ディフューザーに入れる精油の量は
100mlの水に対して、5-7滴
200mlの水に対して、6-10滴
300mlの水に対して、11-15滴
として、30~60分その空間で香りを漂わせた中で過ごした後は、
ディフューザーを止めて、空気の入れ替えをしましょう。
アロマポット・ランプを使ってリラックスタイムを演出
水を足すものも精油だけを入れるものも、3滴程度で調節してみてください。
マグカップ芳香浴
精油を2~3滴加えるだけ。蒸気に乗って拡散される香りを吸い込めばとても安らぎます。
まとめ : 妊娠中のアロマはOK?つわりや不快症状を癒す!

この記事では、妊娠初期に使えるアロマ活用方法として芳香浴のやり方についてご紹介しました。
おもにカンキツ系の精油が妊娠初期の不快感やストレス緩和に役立つほか、ペパーミントも家の各場所に置いておいて、すばやく嗅ぐだけなら初期でも使えますし、吐き気を和らげ気持ちを楽にしてくれますよ。
あなたのライフスタイルにあったやり方でアロマを取り入れてみてくださいね!
つわりや不快感が少しでもラクになり、毎日が快適に過ごせるよう願っています♪
参考文献
- 鮫島浩二著『妊娠・出産・育児のためのアロマセラピー』
- Robert Tisserand & Rodney Young, Essential Oil Safety, 2nd Edition, 2013.
- Denise Tiran, Aromatherapy in Midwifery Practice, 2016.
- International Federation of Aromatherapists (IFA) 公式サイト: https://ifaroma.org