鼻づまりのわずらわしさをラクにしたい!アロマでなんとかできないかな?
鼻づまりや息苦しさが続くと、日常生活にも大きなストレスを感じますよね。
鼻づまりのときは、ペパーミントやユーカリなどの鼻を抜けるメントール調の爽やかな香りを持つ精油が、役立ちます。
これらの精油には、香りを嗅いだ時の爽快感とともに、抗菌・抗ウィルス作用があるため、もらってしまった風邪や感染症のウィルスが、からだの中で増殖するのを防ぐ効果があるのです。
この記事では、鼻水、鼻づまりのわずらわしさを緩和し、免疫力をアップさせて回復をサポートするアロマの活用方法についてご紹介します。
鼻づまりが起こるのはなぜ?
風邪をひいたときに鼻水が出るのは、からだの自然な防衛システムが働いているサイン。
ウイルスや異物から体を守るために鼻水を大量に出して、悪者を体の外に押し出そうとしているのです。
まるで、からだが自分で侵入者(物)に入ってくるなー!と対抗している感じですね。
鼻づまりに効果あり!アロマ精油の選び方
ペパーミント(Mentha piperita)
ペパーミントには、風邪の症状を和らげる嬉しい効果があるのです!
抗菌・抗ウイルスの力で鼻づまりを解消し、メントールのおかげで気管支の筋肉をリラックスさせて呼吸をラクにします。
さらに、鼻水や粘液を排出しやすくする優れもの。ただし、香りが刺激的なので使いすぎには注意しましょう。
少量で十分な効果が得られますよ。
それぞれの精油の詳しい分量はレシピを参考にしてくださいね!
ユーカリ・グロブロス/ユーカリ・ラディアータ(Eucalyptus globulus / Eucalyptus radiata)
ユーカリグロブロスは、風邪知らずの味方!抗菌・抗ウイルスの力で呼吸器系を元気にしてくれます。
詰まった鼻をスッキリさせ、体をリフレッシュさせてくれるから、呼吸がラクになるのです。
一方、ユーカリ・ラディアータは、その優しい性格で有名。グロブロスよりもマイルドで、肌に優しいのが特徴。お子さんや敏感肌の方も安心して使える精油です。
爽やかな香りに癒されながら、抗菌・抗ウイルス・抗炎症の効果も期待できちゃいます。
ティーツリー(Melaleuca alternifolia)
ティーツリーの精油は、体の自然な防衛システムを強力にサポートする味方のような存在となってくれます。
抗菌、抗ウイルス、抗真菌の力で、白血球を元気にし、侵入してくるウイルスから体を守り、悪者を撃退!
また、毒素を汗として外に出すことで、からだの回復スピードをグッと上げてくれます。
ローズマリー(Rosmarinus officinalis)
ローズマリーの精油もまた、抗菌・抗ウイルス作用で、細菌やウイルスの侵入を防ぎ、風邪の症状を和らげてくれます。
さらに抗炎症作用で鼻の中の炎症を抑え、呼吸をスムーズに。
去痰作用のおかげで、粘液や痰をゆるめて体の外に出しやすくするので、息苦しさから解放されます。まるで体内の掃除屋さんのような、優秀な精油です。
レモン(Citrus limon)
レモンの精油は、体の自然な防衛システムにエネルギーを注入してくれる元気の源。
白血球を活性化して免疫力を高め、感染症と戦う体の力を強くサポートします。
甘酸っぱいさわやかな香りは、気分をパッとリフレッシュし、ストレスをふっと軽くしてくれます。
デトックス効果も抜群で、体の中をすっきりと整えてくれる、まさに多機能な精油です。
フランキンセンス(Boswellia carterii、乳香)
フランキンセンスは、風邪や呼吸器系トラブルの強い味方。
抗菌・抗ウイルス作用で、鼻づまりの原因となるウイルスを撃退し、体の回復を応援してくれます。
さらに、粘液をゆるめて排出をサポートするので、息苦しさから解放されます。
呼吸器を強くし、気道の炎症を緩和する、体の中の救急隊のような働きをしてくれるのです。
簡単に自宅でできるアロマのセルフケア3選
鼻づまり、息苦しさを早くラクにするには、まずは十分に休息をとることが重要です。
その休息時間に以下のセルフケアを取り入れてみましょう!
アロマスチーム吸入で鼻づまりを改善する方法
マグカップやボウルで吸入
沸騰させたお湯を用意、少し冷ましてから、マグカップもしくはボウルに精油を1〜2滴加えます。
ティーツリー、ラベンダー、ユーカリ・ラディアータ、フランキンセンスがオススメです。
スチームに顔を近づけゆっくり呼吸をします。
バスタオルをかぶり、スチームが逃げないようにして、しばらく呼吸を繰り返しながらリラックス。
10分程度行ってみてください。
注意:必ず目はつぶりましょう!
ディフューザーを使ったアロマ芳香浴で呼吸をラクに
お部屋で休息をとるときに、鼻水、鼻づまりを和らげる効果のある香りを、そっと香らせてみましょう!
水を入れるタイプのディフューザーに入れる精油の量
100mlの水に対して、5〜7滴
200mlの水に対して、6〜10滴
300mlの水に対して、11〜15滴
上記で紹介したペパーミント、ユーカリ・グロブロス(もしくはユーカリ・ラディアータ)、ティーツリー、ローズマリー、レモン、フランキンセンスの精油を1〜2種類をお好みで加えます。
お部屋の広さによりますが、香りが強すぎる場合は調節をしてみてください。
30〜60分の芳香浴をしたら、ディフューザーを止めて、空気の入れ替えをしましょう。
ペパーミントのツンとくる香りは、お子さんには強すぎる場合があるので、この記事でオススメの精油の中からですと、レモンかフランキンセンスとブレンドして使うと、ペパーミントの香りがやわらかくなります。
アロマバスで体をあたため、リラックス
5mlのキャリアオイルに3滴程度の精油を混ぜて、お湯に溶かし、かき混ぜてからお湯に浸かります。
上記の鼻づまりに効果がある精油としてご紹介した中から、ユーカリ・ラディアータ、ティーツリー、ローズマリー、フランキンセンスを1種類使用。
お好みで、少し甘みのあるカンキツ系、フローラル系の精油とブレンドして入れても◎
妊娠中の方やお子さんとお風呂に入る場合は、注意が必要です。
芳香浴で鼻水・鼻づまりにオススメの精油を香らせてみてくださいね。
まとめ: 鼻づまり、息苦しさがラクになる!おすすめのアロマと簡単活用法
風邪や感染症による鼻づまりをスッキリさせたいときに、スーッとした清涼感のあるペパーミント、ユーカリグロブロス(またはラディアータ)、ロースマリー、ティーツリー、カンキツ系の中でもシャープで甘い香りで殺菌効果のあるレモン、そして呼吸器系全体を浄化し、鼻水や痰(たん)などの粘液を出しやすくさせるフランキンセンスをご紹介しました。
それぞれの精油は、鼻水、鼻づまりを和らげるだけでなく、気分をリフレッシュさせてくれる効果もあります。
使い方は、ディフューザーに垂らしてお部屋に香らせたり、お湯をはったボウルに精油を少し垂らして行う吸入法、お風呂での沐浴に使い、精油の有効成分を呼吸からと皮膚を通してとりこみつつ、全身をリラックスさせる方法を取り上げてみました。
これらの方法を使いながら、早めに就寝、そして十分な睡眠を取ることで免疫力が回復し、鼻水や鼻づまりの改善へとつながるでしょう。
ぜひお試しになってみてくださいね。
あなたが早く元気になれますように!