疲れぎみで風邪をひきそう。
風邪予防にいいアロマは何かありますか?
季節の変わり目や寒くなる時期には、風邪をひかないように気をつけたいものですよね。
自然の力を借りて体調を整えるアロマセラピーにはそのヒントが^^
アロマの精油には抗菌、抗ウィルス効果のあるものが多いため、日ごろ利用することで予防に役立ちます。
また、風邪や感染症にかかってしまったとしても、からだに入ったウィルスの増殖を抑制する有効成分があるので、回復をサポートしてくれるんですよ!
天然の精油は、リラクゼーション効果にも優れているので、症状のわずらわしさからくる疲れを癒し、質の良い睡眠を促してくれます。(睡眠は免疫力を維持するのにとても大事です!)
この記事では、
について見ていきます。
ぜひ、ご活用ください^ ^
風邪や感染症対策にアロマが注目される理由とは?
近年、感染症や風邪対策としてアロマが注目されている理由には、アロマセラピーが持つ自然由来の抗菌・抗ウイルス効果や、免疫力をサポートする働きが挙げられます。
精油には植物が自らを守るために生成する成分が含まれており、その成分が私たちの体にも有益に働いてくれるのです。
また精油の香りが、リラックス効果を高め、ストレス軽減に役立つことはアロマセラピーならではの良さ♡
ストレスが免疫力を低下させる原因の一つとも言われているので、アロマでストレスを解消し、本来の免疫力を取り戻しましょう!
風邪・感染症予防に抗菌・抗ウィルス効果のある精油7選
ティーツリー Melakeuca alternifolia
抗菌、抗ウィルス、抗真菌作用のあるティーツリーの精油は、白血球を活性化して、入り込んできた有機体から体を防御する働きがあります。毒素を汗として排出し、感染症にかかっている期間を短くする
レモン Citrus limon
レモンも白血球を刺激することにより免疫系を活性化し、感染症を戦う体のパワーをサポートします。
抗酸化作用が強く、体内のフリーラジカルを除去。デトックス効果の高い精油です。
ラヴィンサラ Ravensara
抗ウィルス、抗菌作用が強く、免疫力も高めてくれる精油です。
穏やかな作用を持ちながらも、免疫促進効果があるので、長期的な使用にも適していると言われています。
ユーカリ・グロブロス Eucalyptus globulus
抗菌、抗ウィルス作用を持ち、呼吸器系の健康をサポートします。
気道をクリアにし、体をリフレッシュさせせ、呼吸をラクにしてくれます。
ユーカリ・ラディアータ Eucalyptus radiata
抗菌、抗ウィルス、抗炎症作用があります。ユーカリ・グルブロスに比べて、穏やかで肌の刺激も少ないのが特徴。柔らかく甘めの香りの精油です。お子さんや敏感肌の方にも適しています。
ローズマリー Rosmarinus officinalis
抗菌、抗酸化作用が強く、体内の免疫細胞の働きをサポートしてくれる精油です。
血液循環を促すので、エネルギーレベルを上げ、体全体の防御機能を高めます。
タイムリナロール (スイートタイム) Thyme vulgaris CT Linalool
タイムに含まれるリナロールという成分は、免疫系を刺激し、感染症から体を守る力をサポートします。
抗菌、抗ウィルス作用によって、体の中の病原菌を抑制し、免疫システムの働きを助けます。
タイムチモールよりも肌の刺激が少なく、穏やかな成分構成を持つ精油です。タイムは、短期間での芳香浴がおすすめ。
妊娠中・授乳中の方、乳幼児がいる環境では注意が必要なので、別の記事にてご紹介しています。
風邪・感染症予防に!抗菌・抗ウィルス効果の精油でアロマ芳香浴を
アロマディフューザーを使った風邪予防の簡単な方法
水を入れるタイプのディフューザーに入れる精油の量
100mlの水に対して、5〜7滴
200mlの水に対して、6〜10滴
300mlの水に対して、11〜15滴
上記で紹介した精油を1〜2種類をお好みで加えます。
お部屋の広さによりますが、香りが強すぎる場合は調節をしてみてください。
30〜60分の芳香浴をしたら、ディフューザーを止めて、空気の入れ替えをしましょう。
外出先でも安心!感染症対策に便利な除菌アロマスプレーのレシピ
除菌アロマスプレーのレシピ
・50mlのからのスプレーボトル(使用する前に消毒する)
・無水エタノール 10ml
・精製水 40ml
・精油 20滴
上記で紹介した精油を1〜2種類加えてみましょう。
無水エタノール(アルコール)に精油を混ぜ、よく混ぜる。
精製水を加え、シェイクする。
除菌したいところを、15cmくらい離してスプレーする。
*直接、手につけたり、顔の近くでスプレーしないように気をつけましょう。
*お子さんの手の届かないところに保管してください。
喉の痛みや咳を和らげるためのアロマスチームの作り方
呼吸器系のトラブルを和らげたり、リラクゼーションとして吸入をする方法
お湯を張ったボウルに、精油を1〜2滴垂らし、バスタオルを頭からかぶって、精油を含んだスチームの中で10分程度ゆっくり呼吸します。
精油は上記で紹介した精油を1種類加えてみましょう。
初めは、蒸気に乗って精油が勢いよく拡散されるので、わたしは少しスチームを逃がしてから、行っています。
*目は必ず閉じて行いましょう。
*鼻が詰まって呼吸が苦しいとき、咳が出ているときは、呼吸がうまくできずむせる場合があるので、注意してください。
ストレスを和らげ免疫力アップをサポート アロマバスでリラックス
アロマの沐浴は、“吸い込む香り”と、“皮膚”から、精油の有効成分を得られます。
気持ちを穏やかにさせ、からだの筋肉の緊張を緩めるので深くリラックスでき、免疫力アップには欠かせない、質の良い安眠へと誘ってくれます。
バスオイルに使うキャリアオイル(植物オイル)のおかげでお肌も保湿され、沐浴後にからだを拭いた後も、ふっくらとした肌を感じることができます。
アロマバス・ブレンド
5mlのキャリアオイルに3滴程度の精油を混ぜて、お湯に溶かし、かき混ぜてからお湯に浸かります。
上記で紹介した抗菌・抗ウィルス効果のある精油はスーッとした目の覚めるような香りが特徴なので、アロマバスの場合は、リラックス効果を演出するため、香りを少し甘くするブレンドがオススメです。
ティーツリー&レモン
タイム&スイートオレンジ
ユーカリ・ラディアータ&真性ラベンダー (ユーカリ・ラディアータはグロブロスより穏やかな精油なので、バスオイルとして入れるならラディアータがオススメ。)
キャリアオイル(植物油)
ホホバオイル、グレープシードオイル、アプリコットカーネルオイルなど
*塩を入れる場合は、塩と精油だけでは混ざらないため、キャリアオイルを入れてましょう。
*フットバスが利用できる場合も同じレシピでご利用いただけます♪
免疫力を高めるライフスタイルとアロマを取り入れるポイント
日頃から免疫力を保つ、またアップさせるには、日常生活の習慣も影響します。
・バランスの取れた食事
からだに合ったバランスの取れた食事をよく噛んで食べる。
咀嚼することで分泌される唾液には、免疫力を高める効果があり、口の中や全身の健康を保ちます。
・質の良い睡眠
睡眠を十分に取ることで、疲れた脳や体が回復すると同時に、免疫力が活性化されます。
・エクササイズ
適度なエキササイズをすることで、代謝が上がり、血液・リンパの流れも促進され、免疫力の維持につながります。
・ストレスを溜めない
不快に感じる思い我慢していたり、少しでもストレスだと感じる状況があれば、それを回避する対策を取ることが重要です。
ストレスがかかった交感神経が優位な状況が続くと、副交感神経とのバランスがくずれ、白血球やリンパ球などの病原体からからだを守る免疫細胞の働きが弱くなってしまう恐れがあります。
笑うことや、感動すること、自分を楽しませてあげること、など心が躍動することで免疫力が活性化すると言われています。
日頃のバランスの取れた生活が土台としてあると、アロマがより生きてきます。
もしバランスが乱れている場合は、アロマの香りでまずリラックスをよく眠ってから、調和を作ってみてくださいね。
感染症対策におすすめのアロマを実践する際の注意点
精油は100%天然のものを選び、古くなったものは使わないようにしましょう。
希釈をする、また使うアロマの分量をレシピを参考にしていただき、からだの負担とならないように気をつけてください。
芳香浴なら長時間使わず、空気の入れ替えをしましょう。
まとめ: 風邪予防や感染症対策に!免疫力を高めるおすすめアロマ
いかがでしたか?
今回は、風邪や感染症予防に役立つアロマと、免疫力をアップさせるポイントをご紹介しました。
抗菌・抗ウィルス効果のあるアロマ(精油)として、ティーツリー、レモン、ラヴィンサラ、ユーカリ・グロブロス、ユーカリ・ラディアータ、ローズマリー、タイム・スイートをオススメさせていただきました。
これらを使った、除菌用アロマスプレーを作って持ち歩いたり、家庭での芳香浴で利用し、ウィルスを遠ざけましょう!
日頃、ストレスを感じていたり、疲れが溜まっている方は、ストレスをやわらげてリラックスするアロマバスがオススメです。
副交感神経を優位にさせれば、入眠しやすくなり、質の良い睡眠へと導いてくれます。
その結果、眠っている間に免疫力が回復し、風邪・感染症を予防することにつながるのです。
心もからだも健康的な秋、そして冬をお迎えください^^